« 関西弦楽器制作者協会第三回展示会@中之島公会堂その1 | トップページ | 5弦チェロ用ケース »

2011/06/14

関西弦楽器制作者協会第三回展示会@中之島公会堂その2

既に開催から3週間ほど経ってしまいましたが、関西弦楽器制作者協会第三回展示会のもう一つのお楽しみはこれ。

約3年前に制作依頼していたチェロが完成し、この展示会でお披露目されていました。

展示会場の奥の方、チェロの並びの一番端でコントラバスの手前にあった楽器。特殊なので、覚えておられる方も多いと思います。
モデルは、Brothers Amati Cello c.1600
そう、5弦のチェロピッコロです。作者は、大森琢憲さんです。

本日、最終調整した後に私の手元にやってきました。
ボディの長さは、7/8と3/4の丁度中間サイズ。弦長は3/4くらいで、ネックも短め。弦数が多いので、横幅はほぼ普通の4/4サイズで、ネックにいたっては4/4よりも太いくらいです。ヘッドは、ペグが5本で弦方向には長いのですが、横幅はコンパクト。ペグは3/4用がセットされています。
最終調整の時に、色々と魂柱をいじりました。太さを変えたり、位置を変えたり。そのおかげで、調整の仕方による音質の変化をよく理解できました。色々試しましたが、結局は標準の調整に落ち着きました。

弓も色々変えて弾きましたが、それによる音色の変化がとてもよく分かります。とても素直で反応がよい楽器と感じています。裏返せば、かなり弓を選ぶ楽器ということでしょう。

音色は、どちらかというと「甘い」系。Hiratsukaさんのバロックチェロが「乾いた」系の音色なのとは好対照でおもしろいです。音の重心は高音で、お腹に響くような重低音は期待できませんがそこそこ頑張っています。

この楽器で何を弾くのかですが、1弦のE線に慣れないとお話が始まりません。しばらくは基礎練習に勤しみたいと思います。

変則ボディで困るのがケース。これについては、また別記事で。

|

« 関西弦楽器制作者協会第三回展示会@中之島公会堂その1 | トップページ | 5弦チェロ用ケース »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/72939/51837274

この記事へのトラックバック一覧です: 関西弦楽器制作者協会第三回展示会@中之島公会堂その2:

« 関西弦楽器制作者協会第三回展示会@中之島公会堂その1 | トップページ | 5弦チェロ用ケース »